http://blogs.itmedia.co.jp/itconcierge/2006/10/post_6731.html
ルールはルール。
守らなきゃね。
問題は、業務請負、の定義かな。
人によって解釈は全然違うんだけど、
個人的には「指示命令」みたいなものがあったらアウト、
と考えている。
エンジニアは作業の見積もりを出して選択肢を提示する。
顧客は選択肢から判断して、やるかどうかを決める。
顧客がやるのは「判断」であって「指示命令」じゃない。
そういう関係を作れれば良いんだと思う。
偽装派遣じゃねえの?、と問題になってるケースでも、
エンジニア側から見積もりがちゃんと提示されてれば、
問題なし、とできるケースがあると思うんだよ。
たとえば、時間単価これこれ、その単価でなんでもやるよ、
というふうに見積りを出して、顧客が合意したのであれば、
その条件で働くのは当然だと思う。
この条件だと大抵のことをお願いできるので、
派遣とか社員に近い。
偽装派遣じゃねえの?、と問題になってるのは
多分こういうケースだよね。
でもこの条件でもなんでもできるわけじゃなくて、
「命令」は禁止されてるので、
仕事の依頼はルールを守らないといけない。
- 駄目な依頼方法:
いついつまでにこれをやっといて!
- 正しい依頼方法:
これをやるのに、どのぐらい時間がかかる?
じゃ、その時間をかけてやって!
あくまでエンジニアは作業の見積もりを出す、
顧客は判断する、ということを厳守する、と。
ソフトウェア開発とか、コンサルとか、そういう業務は、
こういうこういうやり方をするしかないよね。
実際にコンサルの契約ってそんな感じで、
見積り根拠って時給だったりするし。
業務請負をやろうとするなら、自分で見積りをする、
という能力がないといけないんだよね。
なので独立をするならまず、見積り能力、物に値段を付ける能力、
というのが一番大事なんじゃないかと思う。
ちゃんとした見積りを作れる、というのが営業の基本中の基本ね。
マーケティングだって極論すると見積りを出すためのものだし。
もっと大きなことを言うと、見積り、という行為が資本主義の要だよね。
なのでちゃんとやろうとすると大変で奥が深かったりする。
その行為が大変なので、多くの人は、社員、派遣社員になる、
ということを選択してるんだと思うのだ。
拘束時間中に言うことを聞いてればお金がもらえる、
というのはある意味楽だしね。