Asipire-One での Ubuntu 生活はかなり快適なんだけど、
さらに快適にすべく、SSD に換装してみる。
換装したネットブックは以下。
Aspire-One AOD250-Bb18
OS は Ubuntu 10.04
0. 準備
SSDと、外付けHDDケースを買う。
安いわりにそこそこ評判が良い以下のCFDの製品を購入。
CFD CSSD-SM128WJ3
ケースは適当に。
以下のものは安いわりにそこそこ良かった。
AREA S250 Ver.2 USB2.0 ポータブルHDDケース
SSDをケースに入れてUSB接続する。
1. fdisk で領域作成
まずは今の領域状況を確認。
fdisk -l /dev/sda
同じように、USB接続したSSDに領域確保。
fdisk /dev/sdb
fdisk は m で使い方を教えてくれる。
2. mkfs でファイルシステム作成
これもまずは今のファイルシステム情報を確認。
dumpe2fs -h /dev/sda1
同じように、USB接続された /dev/sdb 上にファイルシステムを作る。
私は単純に ext4 で使ってたので、以下のコマンドで作成。
mkfs.ext4 /dev/sdb1
確認。
dumpe2fs -h /dev/sda1
dumpe2fs -h /dev/sdb1
3. mount
この状態で USB を差し直せば自動で /media 以下に、
mount してくれるが、普通に mount コマンドで /mnt 以下に mount。
mount /dev/sdb1 /mnt
4. dump / restore でファイルコピー
標準では dump コマンドが入っていないので、
まずは dump コマンドのインストール。
aptitude install dump
SSD 上に cd して、dump、restore によりファイルコピー。
cd /mnt
dump 0uaf - / | restore xf -
しばらく待って、最後に y を押してコピー完了。
5. fstab の書き換え
まずはSSD 上のファイルシステムの UUID を確認。
dumpe2fs -h /dev/sdb1
...
Filesystem UUID: 082c55cb-xxxx-xxxx-xxxx-a853b5abfec8
この値を元に、SSD 上の fstab を修正する。
vi /mnt/etc/fstab
6. grub の設定
SSD上に grub をインストール。
grub-install /dev/sdb
うまくインストールすると後の起動時の作業がいらなくなるかも、
なんだけど、とりあえずここでは素のままインストール。
さらにこの値を元に、SSD 上の grub のファイルに修正。
cd /mnt/boot/grub/
mv grub.cfg grub.cfg.old
mv load.cfg load.cfg.old
sed 's/元のHDのUUID/SSDのUUID/g/' grub.cfg.old > grub.cfg
sed 's/元のHDのUUID/SSDのUUID/g/' load.cfg.old > load.cfg
7. ハードディスクをSSDに交換
裏のハードディスクの蓋を外せば簡単に交換できる。
メモリ交換のときも思ったけど、このマシン、
メンテナンス性がとても良い。
Acer って結構良いメーカーな気がする。
8. grub rescure からの手動起動
このまま起動すると grub rescure というプロンプトが
出て起動できないので、そのプロンプトで以下のように起動。
grub rescue> set prefix=(hd0,1)/boot/grub
grub rescue> insmod (hd0,1)/boot/grub/normal.mod
rescue:grub> normal
9. 再度 grub-install
無事に立ち上がったら、この状態で再度 grub-install
grub-install /dev/sda
これで再起動すると普通に起動するようになる。
換装してみた結果だけど、今のところ、いろいろなものの起動が
ちょっと早いな、ぐらいしか体感できてないかも。
ベンチマークをするとかなり違うみたいなんだけど。
そもそもの Ubuntu が結構早いし、メモリを2Gにしてて、
swap もほとんど発生してないからなあ。
あ、でもファイルの読み書きをするような操作はまさに劇的に変わる。
こりゃ快適だ。