http://www.musashino-culture.or.jp/event/bunka/H1710161.pdf
初来日のマンハッタン弦楽四重奏団のマラソンコンサート。
武蔵野市民文化会館小ホールにて。
10時開演、休憩を入れながら、12時間ぶっとおし。
1番から15番まで15曲を順番に演奏。
無茶な企画なので行く気はなかったんだけど、
昨日チケットを衝動買いしてしまったので、12番から聞く。
前評判があんまり良くなかったし、正直期待はしていなかったけど、
予想を裏切って素晴しい出来だった。
和音の作り方が素敵すぎ。ビオラのデクスター格好良すぎ。
寝坊したことを激しく後悔。
全曲聞いた人によると、前半は微妙、中盤はさすがに眠くて、
後半は素敵、ということで、一番良いところを聴いたらしいんだけど。
客層はほぼ満員。客層もわりと普通。
目がいっちゃっているような人はいなかった。
ちょっと残念。
12番の後は70分間の夕食休憩。
ずうずうしくも、カルテットのメンバーが入っていった
レストランに入って、近くの席を陣取る。
練習帰りで楽器ケースを持ってたので、メンバーが
店を出るところをつかまえて、サインをしてもらったよ。
315円で買ったケース(-->[2005-10-06-7])の価値が、
これで10倍ぐらいに上がったかしら。
欲しい人がいたら転売するよ ;-p。
サインをしてもらうときに、ビオラのジョン・デクスターさんだけが、
一人で遅くまでレストランに残って食事を続けていたので、
一言二言話をすることができた。(話をしたのは私じゃないけど)。
ビオラプレイヤー、オー!、と喜んで一緒に写真も撮ってもらった。
小松さんが、2ヶ月前に13番やったんですよ〜、とか話をしたところ、
アフター、なんちゃら、と誘われたっぽかった。
車の都合で行けかなかったのはちょっと残念。
でも行っても英語力が乏しいのでつらいんだよねえ。
嫁に習ってちゃんと英語勉強しようかのう。
夕食後の、13、14、15 番も極上の出来。
40年近くやってるだけあって、音の作り方が絶品。
プロの芸だよなあ、と思った。
15番はちゃんと照明を落として演奏していた。
14番が終わって退場するときに、デクスターさんが
一番前に座っていた林に気付いて、おー!、さっきはども!、
って顔をしていた。お茶目なおっさんだ。
ヒップアップポジションにより一部で有名な高橋さんも、
名古屋からわざわざ来ていた。さすが。
無事に高速バスに乗るためには、三鷹初、22:04 に乗る必要がある。
15番が終わったのは、20:52頃。
ダッシュしてたけど、間にあったのかのう。
15番が終わった後は、スタンディング オベーション。
カルテットでここまで盛り上がるので見たことない。
ショスタコーヴィチはどれも相当難しいし、
うっかりすると簡単にどこ弾いてるんだかわからなくなるのに、
弾ききってしまったよ。
さすがに15曲やった後はアンコールはないよね、
と思ったけど、なんと、1番の1楽章を演奏。
すげー体力だ。
もう若くないはずなんだけどなあ。
終演後、品の良さそうなおばあさんから、
ああいう、ボディを弓で叩くようなことは、楽譜に書いてあるんですか?
と突然聞かれる。
楽器持ってたから、詳しいと思われたのかな?
まあ、たまたま知ってたので、そうです、楽譜に書いてあります、
と答えておいた。
ここに2人ほど2ヶ月前に弾いてた人がいます(-->[2005-08-13])、
というのは、さすがに引かれる気がしたので答えなかった。
そのおばあさん、モーツァルトとは大部違うけど綺麗な曲だったわねえ、
とも言っていた。
ひょっとするとかたぎの人も結構いたのかなあ。
耐えられたんだろうか?
ちなみにマンハッタン四重奏団のプロフィールは、名古屋での
コンサート情報に詳しく載っている。
名古屋でのコンサート情報
http://www.pippo-jp.com/tower/y05/1010_manhattan.html
名古屋で 10/10 にやった演奏会は全曲で 12,500円。
昨日のは 4,000円。
この差はなんだろ?
会場費用か?ギャラなのか?
CD は以下。試聴もできるよ。
6、7、8番
全集
追記)
一緒に行ったK嬢のブログ
http://ameblo.jp/dschj/entry-10005224510.html
Sと書かれたのはちょっと意外。
Pと書かれる方が圧倒的に多いのだが。
それと、サインを貰うときは、熱くなってたわけではなく、
冷静に慌てておりました。