アマチュアオーケストラにとって、
練習場所と本番の場所の確保はかなり大きな問題なんですよ。
会場が取れないとそもそも活動が成り立たないからね。
お金の問題もあって、練習も本番もし行政に関係がある施設を
使うことが多いんだけど、その対応にはかなり問題があったりする。
その中でも酷いのは以下の2点だと思うのよ。
- 会場の予約方法
- 会場代の支払い時期
○会場の予約方法
会場を使うには、事前に予約を取る必要がある。
広めの練習場所だと、1年前とか1年半前に予約をしなきゃいけない。
その予約方法なんだけど、
- 毎月1日に、会場の利用希望者を集める
- 利用方法の説明をする
- 抽選を行なって、順位を決める
- 順位が良い人から、希望する日時を押さえていく
- もしくは日時毎に抽選を行なう
というやりかたをする会場が多い。
まあこのやり方は一見公平に見えるんだけど、
実際に場所取りに参加すると、なんかおかしいよ、
と絶対に思うんだよね。
具体的には、以下のようなこと。
- なんで平日の昼間に抽選するの?
税金を払ってる社会人の立場って考えたことある?
- どう見ても同じ団体としか思えないのに、
複数の団体のふりをして抽選に参加しているところがある。
- 拘束時間が長い。
- 会場の職員が偉そうだったり、面倒臭そうにやってたり、、、
せめてネットとか電話で抽選に参加できるようにするとか、
そういうことできないものかねえ。
○会場代の支払い時期
会場を予約すると、
1ヶ月以内にお金を払っていただかないと予約取り消しになります、
とか言われちゃうことが最近多い。
実際に使うのが、1年半後とかでも平気でそういうこと言うんだよね。
この取り引き条件って、普通のビジネスだとありえないよね。
会計年度を1年以上またぐわけで、民間企業でこんなことすると、
会計処理上問題がありすぎる気がする。
この支払いってアマチュアの楽団にとってはすごくキツいんだよね。
たいてい参加者は毎回参加費を払って演奏会に参加するんだけど、
練習が始まるのは本番の半年前。
なので、原資ができるのは、最短でも本番の半年前なのよ。
でも、その1年前に数10万円の金額を会場に払わなきゃいけないわけだ。
つまり1年間に2回演奏会をしている団体の場合は、2回分の会場費を、
プールとして持ってなきゃいけない。
アマチュアの場合は、演奏会毎に団員の顔触れも違うわけで、
会計は、その都度その都度閉じたいのになあ。
せめて支払いは本番の1ヶ月前まで、ぐらいになってくれれば良いのに。
そもそも、1年半前にお金を貰う根拠って何なの?
キャンセルを防ぐために、早めにお金を払ってもらうんです、
というのはもっともらしい理由だけど、
キャンセルした場合には、きっと全額返還だよね。
同じく予約を扱う、ホテル業界とか旅行業界とかと
一緒だとすると、3ヶ月より前のキャンセルだったら
全額返還とかになりそうか気がする。
だから、お金を払ったからキャンセルしない、とって
いうわけじゃない気もするのよ。
そもそもプロの楽団って、そういう支払条件じゃないよね?、きっと。
アマチュアだからナメられてるのかな??
○解決のアイディア
使い勝手が悪かったり、支払い条件が悪い場合には、
中間業者を立ててクッションにする、というのが有効かも。
行政として対応できないなら、そういう業者を育てるとか、
そんなことをすりゃ良いのかもなあ。
誰か、そういうビジネスやらない?
困ってる人は多いので、ちゃんとやれば多分みんなに感謝されるぞ。