朝の会議のネタで、
証明力は大事だ!
問題を解決するには証明力をつけなきゃいけない!
何かあったときにいかに証明するか、
そのために必要なのは人間力だ!、
みたいな話があった。(意訳してるけどね)。
なんだかな〜、と思ったので整理。
まず「証明力」というものなんだけど、語感的には、
何かが正しいか間違っているかを理解し、説明する能力、
と定義するのが妥当。
証明をするにあたっては、問題をやさしく言いかえるのが重要で、
- 定義を明確にする
- 言いかえる
- 対偶を証明する
なんかのテクニックを知ってると証明力は上げられる。
でも、証明できたから物事がうまくいくわけじゃないよね。
物事をうまくやるのに重要なのは問題解決能力じゃないかしら。
その一要素として、証明力はたしかにあるけど、
証明できなくても解決できる問題って多いのよね。
証明よりも重要なのは、多分問題を共有するための
「説明」じゃないかしら。
説明(≠証明)に必要な能力というのは、
- 論理的に
- わかりやすく
伝えて、
- 意識を共有し
- 場の空気を読み、作る
というような能力で、ここではじめて、
- ノンバーバル(属人的)コミュニケーション重要!!
つまり、人徳、魅力、信頼、雰囲気、心をつかむ能力、
という「人間力」といわれるようなものが大事である、
という結論になるんじゃないかしら。
人間力を付けましょう、というのは、上司が部下に
言う言葉としては極めて正しいと思うんだけど、
論理展開をすっとばして、無理矢理こじつけようとするのは
あんまり好きじゃないなあ、とか思ったので書いてみたよ。
人間力が足りなくてごめんね ;-p