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証明力と問題解決能力は違う[仕事]

2006-07-10

朝の会議のネタで、
証明力は大事だ!
問題を解決するには証明力をつけなきゃいけない!
何かあったときにいかに証明するか、
そのために必要なのは人間力だ!、
みたいな話があった。(意訳してるけどね)。

なんだかな〜、と思ったので整理。

まず「証明力」というものなんだけど、語感的には、
何かが正しいか間違っているかを理解し、説明する能力、
と定義するのが妥当。
証明をするにあたっては、問題をやさしく言いかえるのが重要で、

- 定義を明確にする
- 言いかえる
- 対偶を証明する

なんかのテクニックを知ってると証明力は上げられる。

でも、証明できたから物事がうまくいくわけじゃないよね。
物事をうまくやるのに重要なのは問題解決能力じゃないかしら。
その一要素として、証明力はたしかにあるけど、
証明できなくても解決できる問題って多いのよね。

証明よりも重要なのは、多分問題を共有するための
「説明」じゃないかしら。
説明(≠証明)に必要な能力というのは、

- 論理的に
- わかりやすく

伝えて、

- 意識を共有し
- 場の空気を読み、作る

というような能力で、ここではじめて、

- ノンバーバル(属人的)コミュニケーション重要!!

つまり、人徳、魅力、信頼、雰囲気、心をつかむ能力、
という「人間力」といわれるようなものが大事である、
という結論になるんじゃないかしら。


人間力を付けましょう、というのは、上司が部下に
言う言葉としては極めて正しいと思うんだけど、
論理展開をすっとばして、無理矢理こじつけようとするのは
あんまり好きじゃないなあ、とか思ったので書いてみたよ。
人間力が足りなくてごめんね ;-p

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