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やったふり、は政治家にとって有用な技法の1つ[ネタ]

2012-05-25

シューカツから事業仕分け、円高対策に原発までなぜ日本社会では「やったふり」が横行するのか
http://diamond.jp/articles/-/18898

日本的組織の「やったふり」を止められるのは、本来政治家だろうが、
政治家もまた、これらの組織に大きく依存してきた。
だから日本では、原発再稼働是非論、円高のメリットを生かした
産業構造や社会構造の転換、終身雇用など既得権に大胆に切り込む行革などを、
本質的に議論することなど起こり得ないのだろう。


官僚に代表される日本的組織が悪い、という論調だけど、
政治家もやったふりをしなければいけない事情があると思うんだ。

1. 政治家になるには有権者の票を集めなければいけない。
2. 政治家は何かを決断し実行する仕事。
3. 何かを決断し実行すると必ずダメージを受ける人が出てくる。
4. ダメージを受けた相手が有権者だとすると票が集まらなくなり政治家生命が終わる。
5. なので、成果を上げたように見えて、誰も傷付けない方法が望ましい。
6. つまり、やったふり、というのは長期間政治家として働くためには有効な技術。

ただ、実際にやったふり、だけをしてる政治家は少なくて、
たいていは、ゆっくりとなにかを進めていて、それを進めるためには、
長期間政治家であり続ける必要があって、そのために、
やったふり、の技術が必要、ってことだと思うんだわ。
大きいことを性急に進めると志半ばでクビになっちゃう可能性があるしね。

政治家は、世知辛い職業だと思うよ。
何かを成しとげると、恨みを買いまくって、失職しちゃう可能性があるんだもん。
有権者としては、せめて自分と理念が一緒の政治家ぐらいは応援したいので、
自分は何をしたいか、ぐらいは情報発信をちゃんとして欲しいのよね。


あと、外交なんかだと、やったふり、やるふり、というのは、
日本のお家芸だったりするな。

アメリカの国際を買ってくれ
→今、日銀総裁が決まらなくて、決まったら買うから。
→決まって進めようとしたけど、やっぱり違う人にするから。
→すったもんだすったもんだ。

みたいなテクニックを使って時間稼ぎをしたりね。

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