http://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1206/01/news056.html
野村ホールディングスの定時株主総会の株主提案議案がすごい。
例えば第12号議案は「貴社のオフィス内の便器はすべて和式とし、足腰を鍛練し、
株価四桁を目指して日々ふんばる旨定款に明記するものとする」というもの。
提案の理由は「和式便器に毎日またがり、下半身のねばりを強化すれば、かならず破綻は回避できる」からで、
それでも回避できなかったら「運が悪かったと諦めるしかない」そうだ。
うわー、と思って、元の招集通知を見たら、他にも面白いのが沢山。
野村ホールディングス第108回定時株主爽快招集ご通知
http://www.nomuraholdings.com/jp/investor/shm/2012/data/report108.pdf
その提案の内容を良く読んでみると、なるほどなあ、っていうことも書いてある。
提案した株主って誰なんだろ?
それに対する取締役の意見は、いまいち。
真面目に返答してるものもあるんだけど、「本議案に反対いたします」、
としか書いてないものもある。
全部ちゃんと反論して欲しいものだけど、お洒落じゃないなあ。
腋臭の株主も多いことから恒例の万歳三唱は止めてもらいたい
とかに対しては「会場でブレスケアを配ります」とか
斜め上の回答をしてもらいたいところ。
電力会社への融資、投資を禁じる、という提案の理由もブラックで素敵。
このようにハシズムに同調するように見せかけることで真面目な会社で
あることを世間に印象付け、結果として商行為でたんまり稼ぐことも可能であろう。
ネタだけかと思いきや、新規口座開設やウェブサイト利用上のアドバイスなどの
業務を専門業者に委託することを提言していたりもする。
これは現状への苦情だと思うんだけど、これに対しても、
「本議案に反対いたします」の返答。
つまらん。
「野村ホールディングスは、資金力が乏しい若年層にはセールスしません」
みたいな返答が欲しいところだ。
会長というと企業を私物化しているイメージが強い、とか、これも皮肉だよな。
それをグループ長に名称変更する、っていう提案もイケてる。
誰かが新書で書くであろう「ネタ化する社会」っていう本に
取り上げて欲しい事例だよな。