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【将棋速報】王座戦の三手目で将棋板騒然となってるけど何で?[将棋]

2012-09-05

http://blog.livedoor.jp/goldennews/archives/51738005.html

7六歩、3四歩、2六歩、の後に、4二飛。
なんと角交換四間飛車。

第60期王座戦五番勝負 第2局 渡辺明王座 対 羽生善治二冠
http://live.shogi.or.jp/ouza/kifu/60/ouza201209050101.html

直前に倒した強敵(「とも」と呼ぶ)の新技を奪って
別の強敵相手に使ってるわけだからなあ。
そもそも羽生はこの技は使ったことなかったはず。

羽生は、相手の得意戦法を受けてたつことが多い。
渡辺は居飛車党なので、矢倉、横歩取り、角換わり、
あたりになると予想されてて、今までの対局も
その戦形が多かったはず。
なので裏切られた、と思った居飛車党もいるかも。

羽生は、大抵の棋士には勝ちこしているけど、
渡辺明は互角。
むしろ、節目で負けているので苦手意識もあるのかも。
永世竜王がかかった竜王戦、20連覇がかかった前期の王座戦では、
渡辺が勝っている。
苦手意識から奇策を用いた?、という可能性もある。

そんなわけで騒然としてるんだろうなあ。

ちなみに直前の藤井九段との王位戦では、
藤井がその角交換四間飛車を用いて、序盤はほぼすべてで
作戦勝ちをしている。

王位戦
http://live.shogi.or.jp/oui/


ちなみに個人的には、だいぶ前から角交換四間飛車ばかり指してる。

- 狙いが複数あって、自分から動ける
- コツをつかめば、自分はあんまり考えなくてもなんとかなる。
- 相手は馴れてないので、相手は考える必要がある。
- 相手のうっかりミスを期待できる。
- 相手が奇策だと思ってびっくりするのが面白い。
- そこそこ互角に戦える。

ってのが理由。
流行っちゃうと困る。


追記)
ねじり合いの末、羽生勝利。
すげー棋譜だ。面白い。
次も角交換振飛車で戦ってくれないかなあ。
流行ちゃうのも困るけど面白い棋譜は見たい。

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