http://cloudy9.fc2web.com/govsize.html
「大きな政府」とかの政治的キーワードは便利。
そのキーワードだけでわかったつもりにさせることができるから。
「大きな政府」を「小さな政府」に、と言ってるのは、
- 財政やばいよ、支出減らさんといかんよ、どうしよう
- でも財政やばい、って言っちゃうとパニックおきちゃうよ
- パニックおきないように騙しながら支出減らすにはどうしたもんか
- そうだ、キーワードでオブラートにつつもう!
というようなことなんじゃないかと思う。
ちなみに、問題がある場合に業務を改善する場合、
- 現状を整理し、沢山ある問題点をすべて洗い出して認識する
- 理想、目標を定めて共有する
- 優先度を付けて実行
- フェーズ毎に見直し、修正
こんな感じでやっていくのが王道。
問題の共有は必須。
でも、今の日本の問題点を有権者にちゃんと説明している
政党はないような気がする。
ちゃんと、っていうのは、わかるように、という意味ね。
日本をこうします、という願望は大きな声で言ってるけど、
これこれ、こういう事情なので、という説明が不足気味な気がする。
特に財政の問題は、かなり大問題だと思うのに、
証拠資料等があんまり出てきてないんだよね。
まあ、問題点を出す、っていうのはやりにくいけど、
ぜひやって欲しいなあ。
甘言ばっかり言わないでさあ。
甘言を書かないと票が集まらない、票が集まらないと、
政策が実行できない、っていうのはわかる。
でも国民も甘言をそのまま信じるほど馬鹿じゃないと思うがのう。
財政と言えば、国会は国家予算を承認する、という
とても重要な機能があるんだけど、前国会は、
会期が異常に長かったくせに、結局予算決めてないんだよね。
行政改革を軌道に乗せてから予算決めたい、という気持ちはわかるけど、
現実とのバランスももうちょっととって欲しい気もする。