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国家によるオープンソース振興の是非[コラム]

2006-02-13

http://d.hatena.ne.jp/kazama/20060212/p1

なお,私の記憶にある成功した国家プロジェクトの例として,
ICOT…つまり第五世代コンピュータプロジェクトを挙げたい.
…というと,「それは一番失敗した例じゃないか?」
と言い出す人もいるだろう(笑)
確かに,「物」に目を向けた場合には,その指摘は
正しいかもしれない(苦笑)


いやいや、シグマがあるので、一番失敗じゃないはず。

しかし,ICOTの良かった点は,日本の大学・企業の
研究者・開発者が一同に集まって議論できる場を作ったこと,
そして海外研究者を招聘すると同時に日本の大学・企業の研究者・
開発者を海外に送り出して対等な立場の技術交流を実現したこと,
そして日本のインターネットインフラの整備と普及に一役買ったこと
(実はその資金と設備と人材によって,当時日本のインターネット網で
重要な役割を演じていたのだ)だと思っている.
そしてプロジェクト解散後に,関係者たちが日本の
さまざまな大学や企業に散って日本を活性化させたのだ.


日本の大学がだらしなすぎ、というだけかも。
というか文部省が駄目すぎ。
通産省もかなり駄目だったけど、文部省よりマシ。
そんな感じかしらねえ。

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