http://cellistmiya.typepad.jp/blog/2006/10/2_4c53.html
インターネットの諸問題を解決するためには、
みんなである程度は方向性を議論する必要はあるんだろうな。
河野さんが4つの方向性を上げてくれている。
1) 競争原理と参入の自由に与し、全体最適性は追求しない
2) 規制やガバナンスによる管理統制に傾ける
3) 別網を作り、Security、QoS等の分離をした上で、
現インターネットとの共存を目指す
4) 現インターネットのアーキテクチャ(アドレス、プロトコル、
機構、その他)そのものを見直す
個人的には、4を「継続的に」やれる仕組みを作らなきゃ
駄目なんだろうな、と思う。
継続的にやるには、アーキテクチャの柔軟性を高めないといけない。
今は IP に依存しすぎな気がするんだよね。
- レイヤの分離を真面目にやる
- レイヤ間のシグナルを真面目に定義する
- レイヤ内での認証の仕組みを真面目に作る
- レイヤをまたがる認証の仕組みを作る
こういう方向で、地道に作り直していくことを
やらなきゃいけない時期なのかもしれない。
全体のアーキテクチャの見直し、というか。
たとえば初期の TCP を TCP/IP として再定義したように、
IP も改めて再定義したほうがスッキリするんじゃないかなあ。
たとえば経路に関する部分を一つのレイヤにする、とかね。
関連)
経路情報付きパケットでのルーティングの話 --> [2006-11-17-6]