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モバイルネットワークにおける SPDY のパフォーマンス

2012-05-24

http://googledevjp.blogspot.jp/2012/05/spdy.html

SPDY とは、HTTP の代替技術であり、HTTP に関連する多くのオーバーヘッドを取り除くことによって、
ウェブページの伝送速度を向上することを目的として設計されました。
SPDY は、速度に関して、HTTP を上回るよう、いくつかの最適化をおこなっています。
これまでに多くの支持を得ており、Chrome、Firefox、Amazon Silk で SPDY は実装されており、
Google によって広く展開されてきました。さらに、Apache では、SPDY サポートとして、
mod_spdy モジュールが開発されました。


HTTP に比べて、SPDY では、これらのサイトからの平均ページ読み込み時間が 23% も
改善されることが明らかになりました。
つまり、SPDY は、HTTP の 1.3 倍のスピードアップということになります。


Chrome で実装されてるのは知ってたけど、Firefox でも使えるのか。

関連)
GmailではSPDYをすでに使っている --> [2011-04-12-5]

技術的には以下のサイトが参考になる。

WEB高速化のための実験段階のプロトコルSPDYとは
http://it.sifr.me/spdy/

- 一つのTCP接続でたくさんのHTTPリクエストを処理する。
- HTTPの要らないヘッダ情報を削除・必要なヘッダ情報を圧縮することにより、
  必要な帯域を減らす。
- 実装が容易かつ効率的なプロトコルを定義する。データの端を削除したり簡単に
  解釈できるメッセージ書式を定義したりして、HTTPの煩雑さを解消したいです。
- より良い安全性と既存ネットワークとの互換性のため、基礎となるトランスポート層に
  SSLを採用します。SSLの採用は速度低下を招きますが、将来的にはWEBはセキュアな
  通信だけになるものと考えています。あと、プロキシを介しての通信が切断されていないと
  保証するにはSSLの利用が必要です。
- いつでもサーバ側からクライアント側に働きかけられるようにします。


SSL接続されたHTTPの上位層の実装、というものらしい。

permlink