http://www.chem-station.com/blog/2013/09/post-565.html
東工大の細野秀雄教授が2013年、トムソンロイター賞を受賞いたしました。
受賞は物理学としてですが、酸化物は物理と化学の境界領域の一つで、
ノーベル化学賞を受賞する可能性も十分にあります。
そこで、細野先生の何がスゴイかを説明してみたいと思います。
高温超伝導の材料として「鉄ヒ素系」を発見したってことらしい。
Wikipedia - 鉄系超伝導物質
テルル化鉄に硫黄をドープしたFeTe[1-x]S[x]は、
通常は超伝導性を示さないが、空気中に長期間晒すなどすると
超伝導性を示す^[12]。
この化合物を超伝導物質にするには、酒類で煮るのが最も有効である^[12]^[13]。
実験ではテルル化鉄を赤ワイン、白ワイン、ビール、日本酒、焼酎、
ウイスキーに浸し、それぞれ70℃に加熱すると、翌日には
超伝導物質(Tc~8K)になっている事がわかった^[12]。
特に赤ワインが有効である。
出展は以下か。
お酒が誘発する鉄系超伝導
http://www.nims.go.jp/news/press/2010/07/p201007270.html
なんでこんなこと発見できたんだ???
追記)
発見の経緯が書かれた記事があった。
ワイン、日本酒で超電導? 物質・材料研究機構が発表
http://www.47news.jp/CN/201007/CN2010072701000872.html
3月に同機構の懇親会でさまざまな酒類が出されたのを
見た高野さんが酒で実験することを発案。
懇親会は重要らしい。