http://www.gakushuin.ac.jp/~881791/radbookbasic/
なるべく多くの人に読んでもらいたいので、インターネット上で
無償で公開している。
でも、「無料(ただ)で配っている」といっても、中身では、
書店で高い値段で売られている本(の最も優れたもの)にも負けないつもりだ。
この本は、「安全だよ。安心してください」と言うために書いたのではないし、
「危険だ。心配しなくてはいけない!」と言うために書いたのでもない。
ただ、放射線や原子力について知っておいた方がいい(とぼくが判断した)
基礎知識を説明し、それから、「放射線はどれくらい体に悪いのか」
ということについて何がわかっているかを丁寧に解説した。
そして、よくわからないことについては、「わからない」とはっきり書いた。
みんなが、何がどのくらい「わからない」のかを知って、その上で、
これからどうするかを自分で考えていくのが一番だと信じているからだ。
このスタンスでなぜマスコミが報道しないんだろう。
http://satoshi.blogs.com/life/2012/06/nuke4.html
原子力安全保安院が経産省の下にあるとか、保安院や経産省の役人が
電力業界に天下りすることが許されているとか、家庭用の電力の供給に
競争原理が働いていないとか、地元の「理解」は札束で買われているとか、
これだけの事故を起こしたにも関わらず検察が東電にも保安院にも
捜査に入っていないとか、そういう根本的な問題を解決せずに、
原発の稼働を続けて行くことは、それこそ薄氷の上のアイススケートだ。
ほんと、どうすれば良いんだろうね。
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/35339
原子力防災—原子力リスクすべてと正しく向き合うために
原発事故の対策システムの設計運用をしていた人が、2007年1月に書いていた本。
「原子力防災研修」の講師もしていて、この本は教科書でもあったらしい。
ただ、この本に書いてある知見は活用できていなかったと思われる。
3/11当日の動きは犯罪的。
「率直に言って、たとえSPEEDIが作動していなくても、私なら事故の規模を5秒で予測して、
避難の警告を出せると思います。『過酷事故』の定義には『全電源喪失事故』が
含まれているのですから、プラントが停電になって情報が途絶する事態は当然想定されています」
──すべてが後手に回っているように思えます。なぜでしょう。
「何とか廃炉を避けたいと思ったのでしょう。
原子炉を助けようとして、住民のことを忘れていた。
太平洋戦争末期に軍部が『戦果を挙げてから降伏しよう』と
ずるずる戦争を長引かせて国民を犠牲にしたのと似ています」
さらにひどいのは以下の文。
「私の言うことは誰も聞いてくれませんでした。
誰も聞いてくれないので、家で妻に話しました。
しかし妻にもうるさがられる。『私の代わりにハンガーにかけた
セーターにでも話していなさい』と言うのです」
松野さんはそう言って笑う。
「広島に原爆が落とされたとき、日本政府は空襲警報を出さなかった。
『一矢報いてから』と講和の条件ばかり考えていたからです。
長崎の2発目は避けることができたはずなのに、しなかった。
国民が犠牲にされたんです」
同じことが起きそうだ。。。
「負けるかもしれない、と誰も言わないのなら(電力会社も)戦争中(の軍部)と同じです。
負けたとき(=最悪の原発事故が起きたとき)の選択肢を用意しておくのが、
私たち学者や技術者の仕事ではないですか」
こんなこともあろうかと、の精神よね。
Wikipedia - 真田士郎
ただ、物事の決定にあたっては技術は判断基準の一つなのよね。
エンジニアにとってはつらいところではあるけど、
文民統制という意味では軍人と一緒の立場なのかもしれない。
さまざまなレイヤでレイヤに応じた議論はあるみたいだけど、
国際政治的には、日本を脱原発化させる、みたいな動きはあるっぽい。
福島4号機燃料プール危機を考える - 田中宇の国際ニュース解説
http://www.tanakanews.com/120530fukushima.htm
米当局は、覇権体制の転換に付随する世界的な核兵器廃絶との関係で、
日本の原発の再稼働を歓迎せず、日本の原発の危険性を大きく見積もり、
原発廃止の方向の圧力をかけている。
また外圧かよ、っていう話もあるけど、政策決定にあたって、
外圧は重要なファクターではある。
外圧もいっぱいあってそれぞれが矛盾してたりもするしね。
情報を集めて、判断するのは、政治家(政策決定者)の仕事。
がんばれ。
でも政治家に正しい情報を届けないのだけはやめて欲しいもんだ。