http://blogs.itmedia.co.jp/hiranabe/2006/07/post_5be4.html
エンジニアの価値は、実は、世界と無関係にその人に
ついているわけではない、ということだ。
AさんとBさんの間にある「関係」に価値がある場合がある。
おそらく、すごい人、っていうのは、すごい物や情報を出力できる人、
とほぼ同値だと思うんだけど、すごい情報や物を世の中に出すには、
1. 情報や物を収集する
2. プールして手元に置いておく
3. 高度に処理して何らかの形にする
4. 形に出すものを表に出す
という段階を踏まなきゃいけないんだよね。
すごい人は、それぞれの能力が多分高いんだと思う。
ところが、アウトプットは出せば良いかっていうとそうじゃなくて、
ちゃんと受けとる相手がいて初めて価値が持つものだったりする。
そういう意味では、価値は、人に属するのではなく、
情報の出し手と受け手の間にある、と考えるほうが自然かもしれない。
どんなに優れた科学者でも、アウトプットを受けとってくれる人が
いなければ全然評価されないのよね。
たとえばメンデルの法則のメンデルみたいに。
Wikipedia - グレゴール・ヨハン・メンデル
もし評価を高めたい、という欲求があれば、
ちゃんとした場で活動したほうが良いぞ、と思うわけだ。
ただ、評価なんかどうでも良いよ、っていう人もいるけど、
そういう人も、アウトプットを手伝ってくれる人を
見付けておくと幸せなんじゃないかな、と思う。