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報道写真家ジョー・オダネル撮影 「焼き場に立つ少年」 (1945年長崎の爆心地にて)
10歳ぐらいの少年が、歩いてくるのが目に留まりました。
おんぶひもをたすきにかけて、幼子を背中に背負っています。
....
少年は焼き場のふちに、5分か10分、立っていたでしょうか。
白いマスクの男達がおもむろに近づき、ゆっくりとおんぶひもを解き始めました。
この時私は、背中の幼子が既に死んでいる事に、初めて気付いたのです。
1990年、オダネルは長崎の写真を引き延ばして、アメリカの各地で写真展を試みました。
しかし、原爆の写真を受け入れる施設は、ほとんどありませんでした。
本に掲載してもらおうと、全米の出版社を回りましたが、回った35社、すべてに断られました。
終戦から50年目の1995年、スミソニアン航空宇宙博物館でようやく決まった写真の展示も、
地元の退役軍人の激しい反対で、中止に追い込まれました。
家には嫌がらせの手紙が来るようになり、地元の新聞には、オダネルを批判する投書も
目立つようになりました。
幸せだった家族は、トランクを開けてから一気に崩壊、妻エレンさんは、
夫の行動を理解できず離婚しました。
第二次世界大戦が「歴史」になるには、まだまだ時間がかかるんだろうな。。。。
戊辰戦争ですらまだ「歴史」にはなってない感じだし。。。。
原発事故が歴史になるのも、200年ぐらいかかるんだろうなあ。
200年後が平和でありますように。