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大日本帝国はいかにしてブラック国家となったか[政治]

2013-09-15

http://kaoriha.org/nikki/archives/000943.html

いわゆる「ブラック企業」とはなにかというと、
・従業員が、現在の仕事以外の領域(家庭、転職・退職後、趣味、政治、宗教など)
  で生きることを認めず、現在の仕事へと総動員する
・総動員をかける手段として、信仰・無知・恐怖を用いる


ブラック国家の誕生を防ぎたければ、総動員をかける手段を国家から奪うべきだ。
すなわち、信仰・無知・恐怖という3つの手段に国家が近づかないよう、
監視しなければならない。


問題は、善意でブラックへ突き進むケースよねえ。
国家に力がないといろいろ悲惨なことになるので、
なんとか力を付けなきゃいけない、そのためにブラックになっても、
って思う人がいるのもわからなくもない。

でも力には、政治力、軍事力というハードパワーの他に、
文化や人気というハードパワーもあるのよね。
日本は今まで通りソフトパワー路線で突き進めば良いんじゃないかのう。
甘すぎるかしら?

ひょっとすると、甘すぎるのかもなあ。
チベットの惨状とか、アメリカインディアンの惨状やら、
ひるがえって日本でもアイヌの惨状とか、そういうのを考えると、
文化的優位やフレンドリーなふるまいがまったく役にたたないこともありそうだし。

ただ、個人的には戦いは嫌いだよ。
それとブラックなのも嫌いだ。
国の統制とか、うまくいきっこない政策だけは勘弁してほしい。

関連)
戦前戦中の国家統制経済で貧乏になった様子→[2013-08-16-1]

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