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最終更新時間: 2021-03-02 14:20

2012-07-03 Tue

さくらのVPSで、うるう秒の影響により MySQL の負荷が上昇 [VPS]

さくらからメールが届いた。

2012年7月1日 AM9:00頃よりご利用のVPSサーバにおいてCPU負荷が上昇する
不具合が発生しております。
7月1日 AM8:59:60にうるう秒調整があり、VPSのCPU負荷上昇がほぼ
同時であったことから、うるう秒調整が原因の可能性がございます。


どれどれ、と munin を見たらビンゴ。

さくらのVPSの2012/7/3のCPU負荷グラフ

ログインしてみると、MySQLがたしかに高負荷になってる。

CPU負荷が高くなっていましたら、以下の対策をお試し
くださいますようお願い申し上げます。

【対策方法】
・rootユーザにて以下のコマンドを実行し、日付の再設定を行う。

date `date +'%m%d%H%M%C%y.%S'`


この対応でCPU負荷がちゃんと下がったよ。

さくらからアナウンスも出てた

「うるう秒」挿入実施に伴うサービスへの影響について
http://www.sakura.ad.jp/news/sakurainfo/newsentry.php?id=655

2012-06-15 Fri

sakura vps でのアプリケーションサーバーの実行を upstart にしてみた。 [VPS][Ubuntu]

http://d.hatena.ne.jp/tokuhirom/20120614/1339644848

プロセスが死んでも自動的に立ち上がって欲しいときには、
inittab に入れたり daemontools を使ったりするけど、
Ubuntu だと、古典的な init デーモンの代わりに upstart が
init として走る。

見た感じ、たしかに inittab に書くより素直かも。

2012-06-06 Wed

rackhub - クラウド上のlocalhost10秒で使える設定完了済みの開発サーバ [VPS]

http://rackhub.net/

Rackhubでは、iTunes Storeから曲を購入するように、
ワンクリックで様々な開発サーバをセットアップできます。
RailsやPythonはもちろん、node.jsやErlangまで。
MongoDBやGit,memcached等、Web以外のサーバも作れます。


VPS借りるより安いのか。

2012-05-24 Thu

Ubuntu 12.04 LTS に mod_spdy を導入 [VPS][apache][SPDY]

調べてみたら、わりと簡単に apache に SPDY を喋らせることができる。

まずは、mod_spdy を以下のサイトから拾ってくる。

https://developers.google.com/speed/spdy/mod_spdy/

wget https://dl-ssl.google.com/dl/linux/direct/mod-spdy-beta_current_amd64.deb


dpkg でインストール

sudo dpkg -i mod-spdy-beta_current_amd64.deb


設定ファイルもちゃんと以下に入る。

ls /etc/apache2/mods-enabled/spdy.*


mod_spdy の有効化。

sudo a2enmod spdy


apache の再起動。

sudo service apache2 restart


SPDY はSSL接続の上で動くので、SSL接続できるようにしなきゃ駄目。
ひとまずオレオレ証明書で良いか。

mod_ssl の有効化

sudo a2enmod ssl


オレオレ証明書の作成。

sudo make-ssl-cert /usr/share/ssl-cert/ssleay.cnf /etc/apache2/ssl/www.pochi.cc.pem


SSL接続用のバーチャルホスト設定の作成

cd /etc/apache2/site-enabled
sudo cp 001-www.pochi.cc 006-www.pochi.cc-ssl
sudo vi 006-www.pochi.cc-ssl


以下のように修正。

- <VirtualHost *:80>

+ <VirtualHost *:443>

+ SSLEngine On
+ SSLCertificateFile /etc/apache2/ssl/www.pochi.cc.pem


apacheの再起動。

sudo service apache2 restart



さて確認。
chromeを立ち上げて、URLに以下を入力して、SPDYのステータスを表示させながら、

chrome://net-internals/#spdy

別のタブで、HTTPSでアクセス。

https://www.pochi.cc/~sasaki/chalow/

たしかに体感速いかも。

2012-05-19 Sat

さくらのVPS上の Ubuntu 12.04 に munin をインストール [VPS][Ubuntu]

リソース監視もしなきゃね。

方針:
手軽に apt でインストールする。
BASIC認証をかける。

まずは apt でさくっとインストール。
プラグインも一緒に。

aptitude install munin munin-plugins-extra


プラグインを追加。
/usr/share/munin/plugins の下にどっさりプラグインがあるので適当に追加。

cd /etc/munin/plugins
sudo ln -s /usr/share/munin/plugins/[追加したいプラグイン] .


BASIC認証用ファイル作成

sudo htpasswd -c /etc/munin/passwd <ユーザー名>


apache 用の設定を修正

sudo vi /etc/munin/apache.conf


以下をコメントアウト

# Order allow,deny
# Allow from localhost 127.0.0.0/8 ::1


以下を追加

AuthUserFile /etc/munin/passwd
AuthName "Munin"
AuthType Basic
require valid-user


apache と munin-node を再起動。

/etc/init.d/munin-node restart
/etc/init.d/apache2 restart


ホスト名とドメインが、localhost のままだけど、
特に困らないので、とりあえずこのままで。
必要なら、以下を修正して、munin-node を再起動する。

/etc/munin/munin.conf
/etc/munin/munin-node.conf

munin のほうは、cron で更新されるので、待ってればOK。
待ちたくなければ、munin ユーザになって、cron で実行する
コマンドを手で実行すればOK。

Referrer (Inside): [2012-06-05-7]

2012-05-19 Sat

さくらのVPS上の Ubuntu 12.04 に postfix をインストール [VPS][Ubuntu]

インターネット上のサーバに求められる要件は以下のようなもの。

- 適切なDNS登録
- 時刻合わせ
- 適切なメール配送設定
- セキュリティ対策
- 適切なリソース監視
- バックアップ

メール配送設定のため postfix を設定する。

方針:
手軽に apt でインストールする。
サーバからメールを出した際に適切なドメインが付与されるようにする。
そのドメイン宛のメールは自前で受信できるようにする。
メールボックスはMaildir形式にする。


まずはインストール。apt でさくっと。

sudo apt-get install postfix


インストール時に聞かれることは後でも設定できるけど、
ここで設定しちゃうほうが楽。

Postfix Configuration では以下を選択。
自前でメールのやりとりをするようにする。

Internet Site


System mail name では以下を入力

kuro.pochi.cc


以上でインストールは完了。
設定ファイルは、/etc/postfix 以下にできており、
このままでも、特に問題はないようになっている。
起動も完了している。
素敵。

外部から、インターネット接続するために、ufw で、smtp ポートも開放。

sudo ufw allow Postfix


確認用に、mailx をインストール。

sudo apt-get install bsd-mailx


mailx コマンドで、メールを送信。

mailx 適当な@アドレス


無事にメール送信完了。

ただ、さくらの VPS の使い始めだと、OPS25B設定のため、
外向きにメールが送れないので注意。
正式に契約すれば、
5分ぐらい悩んだ。

Q:「さくらのVPS」のお試し期間中に制限はありますか?
http://sakura.cb-faq.com/faq/public/app/servlet/qadoc?QID=001401-3

- OP25B設定  メール送信用のポート番号となる外向きの
               25番ポートを閉じた設定でのご提供です。


正式に申しこんで、1時間ほどで、無事に25番が開放。
メール送信がちゃんとできることを確認。

次はメールが受信できることの確認。
DNS に以下のレコードを登録。

kuro.pochi.cc. IN MX 10 kuro.pochi.cc.


先程外に送ったメールに返信。
サーバ上で mail コマンドで受信を確認。

Maildir の設定は、postconf コマンドで投入。

sudo postconf -e "home_mailbox = Maildir/"
sudo postconf -e "mailbox_command ="


念のため /etc/postfix/main.cf に書きこまれていることを確認。

再度外部から送信テスト。
~/Maildir/new/ 以下にメールが配送されたことを確認。

基本設定は以上。


ちなみに、こういう設定をするにあたって、ググった情報は、
あまりあてにならないことが多い。
なので、この情報も参考程度に思ってね。

一番正しい情報は、ソースコードなんだけど読むのは無茶。
その代わり、かなり信頼できる情報は、配布元からの情報で、
今回のような場合は、以下のファイルをまず読むのが正解。

/usr/share/doc/postfix/README.Debian

これを読んで、ふむふむ、と思った後に、Debian の Wiki
なんかを見て、さらに勉強すると吉。
Maildir の設定は Debian のWikiに書いてある情報で行なっている。

Postfix - Debian Wiki
http://wiki.debian.org/Postfix#Maildir

2012-05-15 Tue

IPv6からのウェブアクセスがどのぐらいあるか調べてみた [IPv6][VPS]

5/8 にこのサーバにIPv6アドレスを付けてみたが(-->[2012-05-08-8])、
実際にIPv6アドレスからアクセスがあるか調べてみた。

5/9から5/14までのログを調査。

まずは、アクセスログをマージして、そこからアドレス部分だけを
ファイルに抽出。

cut -d ' ' -f 1 accesslog.20120509-20120514 > addresslist.20120509-20120514


これを元にアクセス元のユニークIPアドレス数を数えてみた。

cat addresslist.20120509-20120514| sort -n | uniq -c | wc -l

2133


IPv4、IPv6 合計のユニークアドレス数は、2133。

grep ":" addresslist.20120509-20120514| sort -n | uniq -c | wc -l

58


IPv6 アドレスのユニークアドレス数は、58。


まとめると以下。

ユニークIPv6アドレス : 58 (全体の 2.7 %)
ユニークIPv4アドレス : 2075 (全体の 97.3 %)


意外と IPv6 からのアクセスはあるみたいね。


どこの国からアクセスがあるかも調べてみた。
whois 情報から country 情報を抽出。

sort addresslist-v6.20120509-20120514 | uniq | sort > uniqaddresslist-v6.20120509-20120514

for i in `cat uniqaddresslist-v6.20120509-20120514` ; do whois $i | grep -i country | tail -1 >> uniqcountrylist-v6.20120509-20120514 ; done

sort uniqcountrylist-v6.20120509-20120514 | uniq -c | sort -n


結果は以下のような感じ。
日本からのアクセスがやっぱり多い。
日本語のコンテンツしかないからね。

      1 Country: CA
      1 country: GB
      1 country: SE
      2 country: CN
      8 Country: US
     44 country: JP

Referrer (Inside): [2012-06-10-2]

2012-05-14 Mon

IPv4 環境でも IPv6 にアクセスできるプロキシサーバを作る [IPv6][インターネット][VPS]

IPv6を喋れるサーバは今では簡単に持てるようになった。

DTIのVPSなんかだと標準でIPv6アドレスが付いてくる。↓



この日記のサーバはさくらのVPSを使っててIPv6対応済み。
さくらのVPSでIPv6を使うには以下のようにする。

Ubuntu 10.04 LTS から Ubuntu 12.04 LTS へのアップグレード --> [2012-05-07-3]
Ubuntu 12.04 環境で IPv6 アドレスを使う方法 --> [2012-05-08-8]




ところが、クライアント環境のほうでは、IPv6アドレスが
配られてない環境はまだまだ多いと思うんだ。
せめてウェブだけでも、IPv6でアクセスしたいのが人情。

ということで、IPv6のアドレスを持ったサーバ上に、
squidを使ったプロキシサーバを作ってみた。

用意するもの:
IPv6とIPv4アドレスを持っている Ubuntu 12.04 のサーバ

方針:
手軽に apt で入る Squid3 を使う。
オープンプロキシになりにくいようにポート番号は変える。
オープンプロキシになりにくいようにユーザ認証する。
ufwでは使うポートのみ開ける。


1. squid の設定
---
apt でインストール。

sudo apt-get install squid


認証用ファイル作成。

sudo htpasswd -c /etc/squid3/passwd <proxyユーザ>


設定ファイルをバックアップ

sudo cp -p /etc/squid3/squid.conf /etc/squid3/squid.conf.dist


設定ファイルを修正

sudo vi /etc/squid3/squid.conf


ポート番号を変更

http_port <変更したポート番号>


末尾にベーシック認証用の設定を追加。

auth_param basic program /usr/lib/squid3/ncsa_auth /etc/squid3/passwd
auth_param basic children 5
auth_param basic realm Squid proxy-caching web server
auth_param basic credentialsttl 2 hours

acl proxyuser proxy_auth REQUIRED
http_access allow proxyuser


以下の全部拒否の設定を行末に移動。

# And finally deny all other access to this proxy
http_access deny all


Squidを再起動。

sudo /etc/init.d/squid3 restart



2. ufw の設定
---
ポート番号を変更したsquid用の設定ファイル作成。
開けるポートは1つにする。

cd /etc/ufw/applications.d
sudo cp -p squid3 squid3-another
sudo vi squid3-another

cat /etc/ufw/applications.d/squid3-another

[Squid another]
title=Squid proxy cache another
description=Internet object cache (WWW proxy cache)
ports=<変更したポート番号>/tcp


ufw でアクセス許可。

sudo ufw allow 'Squid another'


確認。

sudo ufw status



3. 使ってみる
---
適当なブラウザで、プロキシ設定。
以下を眺めてにっこりする。

The KAME project ~ IPv6でアクセスすると亀が動く
http://www.kame.net/

IPv6@2ch掲示板 ~ IPv6でアクセスするとひろゆきが踊る

http://ipv6.2ch.net/

The NeGi project 2011 ~ IPv6でアクセスすると初音ミクがネギを振る
http://negi.ipv6labs.jp/


4. 雑感
---
Squid3 は、特になにもしなくても IPv6 が使えて便利。
設定ファイルを見ると、IPv6用の設定もあれこれできるようになってる。
以下の項目とか便利そう。

# dns_v4_fallback on
# dns_v4_first off



ってことで、ウェブアクセスのIPv6化も、
今の時代はそんなに難しくないでござるよ。

もっとIPv6に親しんで、World IPv6 Launch に参加しましょ。
今は日本企業少なすぎ。--> [2012-05-12-2]

2012-05-08 Tue

さくらのVPSの Ubuntu 12.04 環境で IPv6 アドレスを使う [インターネット][IPv6][VPS]

さくらでは 6rd を提供してるので IPv6 アドレスをさくっと付けられる。

さくらの6rd(トライアル)
http://research.sakura.ad.jp/6rd-trial/

Ubuntu 12.04 の場合も Ubuntu 10.10 の設定と同じようにできる。

6rd設定方法(Ubuntu10.10編)
http://research.sakura.ad.jp/6rd-trial/6rd-trial-ubuntu1010/

まずアドレスの計算。

% printf "2001:e41:%02x%02x:%02x%02x::1\n" 49 212 151 165
2001:e41:31d4:97a5::1


6rdインターフェイスの作成。
設定ファイルに追記。

sudo vi /etc/network/interfaces

以下を追加
↓↓↓

# 6rd
auto tun6rd
iface tun6rd inet6 v4tunnel
address 2001:e41:31d4:97a5::1
netmask 32
local 49.212.151.165
endpoint any
gateway ::61.211.224.125
ttl 64
up ip tunnel 6rd dev tun6rd 6rd-prefix 2001:e41::/32
up ip link set mtu 1280 dev tun6rd


サーバ再起動。

% sudo reboot


インターフェイスが付いてることを確認

% ifconfig tun6rd
tun6rd Link encap:IPv6-in-IPv4
  inet6 addr: ::49.212.151.165/128 Scope:Compat
  inet6 addr: 2001:e41:31d4:97a5::1/32 Scope:Global
  UP RUNNING NOARP MTU:1280 Metric:1
  RX packets:49 errors:0 dropped:0 overruns:0 frame:0
  TX packets:52 errors:0 dropped:0 overruns:0 carrier:0
  collisions:0 txqueuelen:0
  RX bytes:18640 (18.6 KB) TX bytes:5132 (5.1 KB)


ping6 とか打ってみる。

% ping6 ipv6-test.net
PING ipv6-test.net(2607:f128:42:73::2) 56 data bytes
64 bytes from 2607:f128:42:73::2: icmp_seq=1 ttl=52 time=206 ms
64 bytes from 2607:f128:42:73::2: icmp_seq=2 ttl=52 time=206 ms


AAAA も付けてみる。
DNSのコントロールパネルから追加。

dig で確認。

% dig -t AAAA www.pochi.cc
...
www.pochi.cc. 3600 IN AAAA 2001:e41:31d4:97a5::1


IPv6でアクセスしてみるよ。

% w3m -6 http://www.pochi.cc/~sasaki/chalow/


IPv6でアクセスできるなら、World IPv6 Launch に参加しとくのがマナーよね。

World IPv6 Launch の日本語の説明
http://test-ipv6.jp/ipv6launch.html

ここから辿って、Website Operators 向けのとこ↓からJOIN。

http://www.worldipv6launch.org/form/?q=1

入力項目は以下にしといた

Name --> 個人名でいいのかな?まあフルネーム書いたった。
Country --> Japan
E-mail --> いつも使ってるの
URL --> http://www.pochi.cc/
IPv6 information page --> 空で


Submit するとメールが届くのでそのメールに書かれたURLをクリックするして登録完了。

World IPv6 Launch のロゴもはっておこー♪。



さくらのVPSのアフェリエイトタグも貼っておこー♪。
何もしなくてもIPv6が付く、DTIのVPSのアフェリエイトタグもついでに。