http://www.kanzaki.com/norrington/roger-bostong200701.html
神崎さんの翻訳。
古楽器の世界を知ると、たしかに音楽の幅は広がる。
飛躍するけど、インターネット等の普及によって、
人間の視野って、あきらかに広くなったんじゃないかなあ。
ちょっと前までは古楽の世界なんかは、マニアの世界で、
情報を入手するのは大変だったけど、
今だと検索してちょっと勉強すればある程度の知識は
すぐに入手することができる。
選択の幅、情報の量が増えてるので、処理するのは大変だけどね。
森下にて。全曲通し。
コンチェルトを弾きに天川が新潟からやってきた。
というか、天川がやってくることがわかってたので、
嫁と一緒に神戸に行かなかったんだけどな。
10年以上前から、部室でさらってたわけだし、
上手いのは知ってたんだけど、さらに腕を上げてた。
なんというか正確性がすごく上がってるのよね。
基礎練習しまくってるんだろうなあ。
聞きながら、うっとりすると同時に、なんだか反省したよ。
身重の嫁は家に置いてひとりで来るのかな、
と思ってたけど一緒に来てた。
まあたしかに旦那の晴れ舞台を聞かなきゃ大損だわな。
関連)
天川とプルトを組んで弾いた2月のダスビ本番 --> [2006-02-19-1]
すみだトリフォーニーホールにて。
久しぶりに橘さんの指揮。
曲目は以下。
- ブリテン / シンフォニア・ダ・レクイエム
- マーラー / 交響曲第9番
お客さんも沢山。
1000人超えた。
演奏も良かったんじゃないかしら。
スコアールってやっぱり良いオケなんだなあ、
と思ったよ。
アマチュアなので、各所に穴があるのは当然。
でも中にはとんでもなく上手くて、一緒に演奏できて本当に幸せ、
っていうプレイヤーもいるのよね。
そういう完璧なプレイヤー、パートがちょっとでもいると、
弾くのがえらく楽だったりする。
ぶっちゃけ指揮者が信用できなくても、そのプレイヤーに
合わせればOK、みたいな。
普通のアマチュアオーケストラだとすごい人は1人、
もしくは1パートいるぐらい。
でもスコアールの場合は、フルート、トランペット、打楽器が、
すげーや、と思うのよね。
このへんのパートにはちょっと上の先輩がいたりするので
面とむかっては言いにくいんだけどね。
今回は、それらに加えて、ファーストバイオリン、ビオラが
オレ的素敵パート入り。
特にビオラトップが完璧すぎ。
彼らに合わせて弾くと、頭の中での微調整が不要で、
そのまま弾けるので、弾くの楽ー、弾いてて気持ちいー、
って感じるのよね。
リズムを完璧に弾くのって実は相当難しくて、
ちゃんとしたテクニックがないと無理なんだよ。
プロの世界では完璧に弾くのは出発点にすぎないけど、
アマチュアでその出発点に立ってる人は、
実はそんなにいなかったりもする。
もちろん残念ながら、わたしも頭の中と実際の音は、
かなりのズレがある。
しかも頭の中も微妙という話もある。せつねー。
まあ今回はそういう素敵な状況だったせいか、
弾けないところがある、っていうのがすごくもったいないし、
なんか一緒に弾くのがちょっと恥ずかしいかも、みたいな、
そういう気分にもなったんだよね。
実際に、マーラーは弾けねー、っていうところありまくりだしな。
いや、これでもいつもよりはさらったんだけど、
そもそも毎日楽器に触れるような環境にいなきゃ、
私の腕では、こういう曲は弾くのが無理な気がする。
むーん。
ということでリハーサルも本番中もゆとりがなかったわけさ。
普段だと写真を撮りまくってたりするんだけど、
今回は全然撮ってないのはそのせいなのよね。
ごめんよー。>綺麗所写真を期待してた人
マーラーは正直あんまり好きじゃない。
嫌いなのは受け手の感受性が未熟なせいなんだけど、
咀嚼できなくてイライラするのも理由なのかもなあ。
ただいろいろわかってきたこともある。
- マーラーは指揮者だったせいか、パクリっぽいことを
いっぱいやっている。
沢山勉強すれば、それだけおいしくなるのかも。
- バッハをかなり意識している気がする
ファーストバイオリンとチェロが1セット、
セカンドバイオリンとビオラが1セット、
でそれぞれが組み合わさって動くパターンって、
対抗配置にすると、マタイ受難曲の、1オケ、2オケ、
という形式にとても似ている気がする。
ブランデンのパクリなんかも要所要所にあるしね。
- マーラーっぽいパッセージみたいなものが結構あるね。
微妙に弾きにくいパッセージが多いんだけど、
沢山マーラーをやると慣れて身につくのかも。
マーラーヲタクと言われる人がいるのも、
なんとなくはわかってきたよ。
良くできてるんだわ。
スルメみたいに噛めば噛むほど味が出るのね。
9番は一生のうちにあと2回ぐらいは弾く機会あるよな、きっと。
次はもうちょっとうまくやろう。
ちなみに会場にはブリテンのヲタクもちゃんといたよ。
一番前でスコアを見てた人がw
ブリテンはもうちょっと演奏機会があっても、
良い曲なんじゃないかなあ。
ブリテンブームとか来るかしら?
http://gigazine.net/index.php?/news/comments/20061013_freeclassic/
メモってなかったらしい。
そういえば宣伝してなかったような。
木曜にトリフォニーホールで演奏会やります。
◇ル スコアール管弦楽団第21回演奏会◇
◆日時 2006年11月23日(木・祝) 13:30開演
◆場所 すみだトリフォニーホール(大ホール)
◆曲目 ブリテン/シンフォニア・ダ・レクイエム
マーラー/交響曲第9番
◆指揮 橘 直貴
◆Web: http://www.lesquare.org/
来たい人はメールとかミクシィとかでメッセージくださいませ。
受付にチケット置いときますわ。
ブリテンのシンフォニア・ダ・レクイエムは、
戦前の日本政府が皇紀2600年の祝典曲の作曲を、
ブリテンに依頼したところ、なんとレクイエムが送られてきた、
というものだったりする。
Wikipedia - シンフォニア・ダ・レクイエム
曲自体は格好良いぞ。
マーラー9番は、一橋大学のオーケストラの人達が、
毎年年末になると、一橋の第九、と称して演奏している曲。
まあネタなんだけど、毎年続けてやっても良いかな、
と思えるぐらい濃い曲なのは確か。
スルメみたいな曲なのよね。
ちなみにそのイベントの会場は一橋大学内にある兼松講堂。
夏は外より暑く、冬は外より寒い、という魔法の空調を持つので、
入口でカイロが配られたんだけど、そんなもの気休めなんだよね。
そんな兼松講堂も空調が入ったらしいけどね。
参考)
兼松講堂に関する特集記事 --> [2006-08-25-2]
朝早く起きてやることがないので、大部屋で楽器を弾く。
まずはウォーミングアップ。
カイザーの1番と4番、各弦毎のスケール。
もうボロボロだね。わはは。
とりあえずブリテンをさらう。
これはなんとかなるね。
能力的に弾けないところは適当にごまかすという方向で。
で、マーラー。
フェイント満載の強弱指定、なにげに弾きにくい装飾音。
こりゃ駄目だわ。わはは。
それはそうと、珍しくさらっていたら、
心を入れ変えたんですか、とか、驚きました、とか言われた。
練習してるのがそんなに珍しいのか!!!!、、、、、
うん、たしかに珍しいな、、、、、、
むむぅ。
朝ご飯はバイキング。
昼御飯はカレー。
帰りは高速バスで。
隣りの席が、酔っぱらってるようなおじさんで、
荷物を足元に置いて、空間を占有。
時々するゲップが妙に臭い。
おじさんって嫌だなあ、と自分のことを棚に上げて本気で思った。
高速道路に乗るタイミングで、空いている席に移動。
高速バスって予約だけして乗らないっていう人は結構いるから、
わりと空きの座席があるんだよね。
スコアールの合宿。
夜から参加。
電車、路線バスに乗って合宿所へ移動。
ホテル清渓には何度も行ってるけど、電車で行くのは実は始めて。
のんびりできていいかも、と思った。
でも交通費がちょと高くつく。
高速バスだと安いので富士吉田の駅で帰りのチケットを購入。
山中湖畔荘 ホテル清渓
http://www.nippon-seinenkan.or.jp/seikei/
ここを運営してるのは財団法人日本青年館。
この団体は青少年の活動を支援しているんだけど、
スコアールのメンバーのほとんどって、もはや中年なんだよね。
今回寝た場所は、新館の一番奥の大部屋。
なぜか麻雀パイが2セットも常備されてたよ。
青少年に麻雀を推奨してるんじゃろか。
というようなことを言ったら、
この建物は競艇とかで儲けた金で建てててるので、
バクチを推奨するのは当然じゃん、と言われた。
身も蓋もない。
オケの合宿に行ったのは実は久しぶりなんだけど、
やっぱり合宿はいいね。
参加者がいっぱいいたせいか充実充実。